まだまだ終わらない!渋谷の再開発プロジェクト全部見せ→2027

渋谷再開発全部見せ記事のアイキャッチ

いつ行っても工事中の渋谷。
ご存知の通り今、渋谷では大規模な渋谷駅周辺開発プロジェクトが進行中です。

昨年9月には高さ約180メートルの大規模複合施設「渋谷ストリーム」が開業。また今年11月には渋谷エリアで最も高い約230m、地上47階建ての大規模複合施設の「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」が開業しましたが、その後も2027年度まで再開発プロジェクトが目白押しです。

複雑で長い、大規模な渋谷駅周辺の再開発。この開発は今どこまで進んでいるのか。そして何ができてどんな渋谷になるのか、その全貌を見てみましょう。

2027年度までの連続した“渋谷”開発の全体像

渋谷ヒカリエや渋谷ストリームなど、すでに大規模な開発が何個も進んできた渋谷。今後はどのような開発が行われるのでしょう。

渋谷で進められているおもな再開発プロジェクトは以下の9つ。

①渋谷スクランブルスクエア
 2019年11月東棟開業済 2027年度中央棟西棟開業予定

②渋谷フクラス 2019年11月開業済

③渋谷駅桜丘口地区 2023年度竣工予定

④渋谷二丁目17地区 2024年度竣工・開業予定

⑤渋谷ソラスタ 2019年3月竣工

⑥渋谷ストリーム 2018年9月開業済

⑦渋谷ブリッジ 2018年9月開業済

⑧渋谷キャスト 2017年4月開業済

⑨渋谷ヒカリエ 2012年4月開業済

なかでも、直近で開発されたプロジェクトや今後の予定について、一つ一つ詳しく見ていきましょう。

渋谷周辺の再開発のマップ

渋谷周辺の大きな再開発プロジェクトは9つある(画像提供/東急株式会社・東急不動産株式会社)

渋谷にできるプロジェクトまとめ

渋谷フクラス

2019年10月、渋谷駅西口の「東急プラザ渋谷」跡地に複合ビル「渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)」が竣工。11月から一部店舗がオープンしていましたが、商業エリアの「東急プラザ渋谷」が12月5日開業し、話題を呼んでいます。

約5000坪を誇る9~16階のオフィスフロアには 、GMOインターネットグループ の入居が決まっています。クリエイティブコンテンツ産業や外国企業進出拠点となる施設も整備され、IT,クリエイティブ産業が振興する渋谷らしいオフィスとなっています。 

2〜8階、17・18階には 、進化して生まれ変わった「東急プラザ渋谷」が。2015年3月に49年の歴史をもって一度幕を下ろした東急プラザは、新天地で今後も渋谷の街と共に歩んでいくことでしょう。

完成した渋谷フクラスの外観

完成した渋谷フクラス。(画像提供/東急不動産)

東急プラザ渋谷のエントランス

東急プラザ渋谷の完成時の写真。シックなカラーリングで大人のための渋谷という印象だ(画像提供/東急不動産)

商環境ゾーンは世界的デザイナー、GLAMOROUS の森田恭通氏が手がけたもの。ターゲットは「都会派で感度が高い成熟した大人たち」。コンセプトは「大人をたのしめる渋谷へ」です。

都会派の感度が成熟した大人の関心のある「食」「健康」 「美」「趣味」「ライフプラン」が東急プラザ渋谷のキーワードとなっています。

なかでも屋上階となる17階には、渋谷の街を一望できるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」が登場。東急プラザの「プラザ」には「広場」という意味があり、新生「東急プラザ渋谷」という新たな広場のシンボルとして設置されました。今や観光名所にもなった渋谷のスクランブル交差点や夜景を一望することができます。 

SHIBUNIWAの外観

渋谷の街を一望できるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA(シブニワ)」(画像提供/東急不動産)

17・18階には総合エンターテイメントレストラン「CÉ LA VI」が日本初上陸。ハイセンスで成熟した大人に向けて、渋谷の景色を楽しめる大人の社交場が演出されています。

5階には、ソフトバンクロボティクス が初めて手掛けるカフェ「Pepper PARLOR」を中心に、大人世代の“ライフプランのお悩み解決”を実現するプロフェッショナルを揃えたサービスが提供されます。

また東急不動産初の試みとして、直営の6階と7階を繋ぐ吹き抜けの開放的な空間を中心に、オールデイダイニングとして「フード」&「ミュージック」&「アート」をテーマに食事とともに楽しめる音楽やアートなどのカルチャーを提案するバル&ミュージックラウンジ「GRAND SESSION」が設置。

シブヤグラン食堂

6階に完成したシブヤグラン食堂(画像提供/東急不動産)

1 階バスターミナルには一般路線バスに加え、羽田・成田両空港にアクセスできる空港リムジンバスが、12月6日(金)からスタート。さらに新しいビジネスを生み出す拠点となる会員制のシェアオフィス「ビジネスエアポート渋谷フクラス」が12月9日、17階にオープンしました。

ビジネスエアポート渋谷フクラスのエントランス

ビジネスエアポート渋谷フクラスのエントランス(画像提供/東急不動産)

1階に空港リムジンバスが乗り入れるバスターミナルを有することから、グローバルに活動するワーカーの利用が予想され、シャワールームまで用意されています。

渋谷スクランブルスクエア

大規模複合施設渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)は2019年11月に開業。第II期(中央棟・西棟)は2027年度に開業予定です。開業初日にはなんと1400人が列をなしたほどの人気。東棟は地上47階 地下7階から成る、高さ約230mの渋谷エリアで最も高いビルとなります。

渋谷スクランブルスクエア

渋谷スクランブルスクエアの外観。屋上には日本最大級の展望施設「SHIBUYA SKY」が(画像提供/渋谷駅街区共同ビル事業者)

14階・45階~屋上の展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」、17階~45階のオフィス、15階の産業交流施設 「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」、地下2階~14階の商業施設で構成されています。このビルの目玉は何と言っても展望施設「SHIBUYA SKY」。

渋谷エリアで最も高い地上約230メートルの日本最大級を誇るオープンエアの屋上空間から見る景色は圧巻です。渋谷の中心から、スクランブル交差点を始め東京都心を一望できる360°のパノラマビューが楽しめます。広い空と新宿御苑や高層ビル群、眼下に広がるスクランブル交差点を見晴らすことができます。天気の良い日には下の画像のように、富士山も望めます。芝生に寝そべって広い空を堪能するのもよし、富士山を眺めるのもよし。これまでの渋谷には無かった新たな街の余裕を全身で感じられるスポットになりそうです。 

SHIBUYA SKY

展望エリアからは富士山も見られる(画像提供/渋谷駅街区共同ビル事業者)

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15階には産業交流施設 「SHIBUYA QWS」が設置されます。一般的なコワーキングのための施設ではなく、グループやプロジェクトでの活動を推奨する会員制の共創施設です。若者と大人が混ざり合い、日常の雑多な問いと知性と出会いがスクランブルされる場です。東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京都市大学をはじめ、株式会社ロフトワーク、EDGEof、NPO法人 ETIC.など、領域を横断しさまざまなプレイヤーが連携しています。

また、「世界最旬宣言」をビジョンに掲げる商業施設には日本初上陸7店、渋谷エリア初出店47店、新業態33店を含む全213店が集結します。   

渋谷駅桜丘口地区再開発

2023年度竣工予定の桜丘一体の再開発も行われています。 2019年1月から解体工事が始まりました。中・高層部にハイグレードオフィス、低層部にまちの賑わいを創出する商業施設、加えて住宅棟等が計画されています。

桜丘地区玄関口にもアーバン・コアが整備され、国道246号を南北方向に横断するデッキ、JR線を東西方向に横断する東西通路といったのデッキレベルの歩行者動線と地上部とを繋ぐことで、多層にわたる歩行者ネットワークが構築され、周辺との回遊性が向上し、まちの賑わいが生まれます。

アーバンコア

西口国道デッキから見た「アーバン・コア」(画像提供/東急不動産)

また、街区再編により新たに整備する都市計画道路補助第18号線の上空に幅広い歩行者デッキをかけることで、桜丘地区と渋谷駅とのバリアフリーなアクセスが可能になります。そして、多言語での対応が可能な国際医療施設・サービスアパートメント・子育て支援施設等も整備される予定です。桜丘は「暮らしやすい街」にぐっと近づくでしょう。

渋谷二丁目17地区再開発 

渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階建ての複合施設の整備が行われます。渋谷駅東口エリアの新たな賑わいの拠点となることで渋谷駅周辺の回遊性を向上させることが狙いです。植栽等を配置して、今までの渋谷には少なかった潤いのある開放的な広場が整備されます。屋外広場とオープンスペースの合計面積は約1,200m²にものぼります。

渋谷二丁目17地区再開発の外観(画像提供/渋谷二丁目17地区市街地再開発組合)

渋谷二丁目17地区再開発の外観パース(画像提供/渋谷二丁目17地区市街地再開発組合)

蘇る渋谷川と渋谷リバーストリート

約600mにもわたる渋谷川沿いの遊歩道は「渋谷リバーストリート」として2018年に官民連携により整備されました。渋谷リバーストリート沿いの渋谷ストリーム1階にはレモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」、本格的なモヒートや“フレンチおでん”が楽しめる「ビストロ るぅぱん SAKABA & CAFE」など、4店舗が並んでいます。

渋谷リバーストリートによって、渋谷ストリームと渋谷ブリッジが一つの動線でつながり代官山方面へ散歩もすることができるようになりました。夜間はライトアップもされており、夜のお散歩にもぴったりです。

これまで渋谷川はほとんど水が流れていませんでしたが、官民連携により水流が取り戻されました。渋谷川上空に広場を整備することにより、にぎわいと潤いに満ちた空間が創出されています。

渋谷川

雑居ビルと渋谷ストリームのコントラストが面白い渋谷川

渋谷駅周辺開発プロジェクトとは?

全体像が見えてきたところで、渋谷駅周辺開発プロジェクトのコンセプトを確認しておきましょう。

コンセプトは「エンタテイメントシティ SHIBUYA」を実現し、渋谷を「日本一訪れたい街」にすること。 ここで特徴的なのは「Greater SHIBUYA(広域渋谷圏)構想」です。

Greater SHIBUYA(広域渋谷圏)構想・・・渋谷駅から半径2.5キロ圏内をGreater SHIBUYAの範囲とし、「面」として街づくりを進めることで渋谷の魅力向上を図り、より回遊性の高い街にするというもの。「点」から「面」での街づくりが進められます。

GreaterSHIBUYAの概念図

渋⾕駅から半径2.5キロ圏内をGreater SHIBUYAの範囲とし、「⾯」として街づくりを進める(画像提供/東急株式会社・東急不動産株式会社)

大きく変わる渋谷の動線

渋谷の再開発はビルが建つだけではありません。渋谷は名前の通り、「谷」地形です。谷の地形の影響により、これまで渋谷の動線はかなりこみ入ったものでした。そしてその谷に流れていたのが渋谷川です。

今回の開発では渋谷自体の動線も渋谷川も大きく変わりました。すでに東口アーバン・コアや国道246号線にかかるデッキの設置が完了し、移動がスムーズになっています。しかし、今後もまだまだ動線の開発を控えています。

(1)東口駅前広場/東口地下広場がより使いやすく!

東口の広場が整備され、地上にも地下にも公共空間が創出されます。また、バスターミナルも再配置されます。東口地下広場は2019年11月1日に一部が供用開始されました。地下2階には、情報発信や観光案内機能を持ち、またオールデイに楽しめる「UPLIGHT CAFE(アップライトカフェ)」もオープン。

地下1階には都営バス定期券発売所兼案内所が設置され、パウダールームや多機能トイレも備えられた渋谷区立渋谷駅東口公衆便所も整備されました。

東口地下広場では、頭上に旧渋谷川が流れる壮大なスケールで設計された土木空間をまるごとキャンパスとした広告環境が創出されました。「UPLIGHT CAFE」と連携することで、東口地下広場全体を大胆に、一体的に演出することが可能。東口地下広場の今後の活用にも期待です。

渋谷駅東口広場イメージ

にぎわいを見せる渋谷駅東口広場イメージ

 

以下は2027年度頃までに整備される予定の開発です。 

(2)西口駅前広場

渋谷のシンボル、ハチ公像があるハチ公広場がさらに広く、綺麗に整備されます。
駅西側の「ハチ公広場」は約1.5倍に拡充される予定です。また、「渋谷フクラス」には大型バスターミナルが誕生しました。

(3)西口タクシープール(地下)

タクシー乗降場が地下に集約されます。タクシープールが拡充され、渋谷駅から離れなくてもスムーズにタクシーに乗車できるようになります。

(4)西口アーバン·コア

4階に新たに整備されるデッキ、3階のJR線·東京メトロ銀座線改札からハチ公広場、渋谷マークシティ内 京王井の頭線改札·道玄坂方面へとつなぎます。

「アーバン・コア」は渋谷再開発の核になってくる重要な部分。アーバン・コアというのは、簡単に言ってしまえば地下と地上をエスカレーターとエレベーターでつなぐ縦軸空間のこと。

起伏の激しい谷地形の渋谷をスムーズに歩くのに、アーバン・コアは必須でした。地下通路から高架上の歩行者デッキまでアーバン・コアをつなぐことによって、渋谷の街に人が送り出され、渋谷全体の回遊性が上がります。渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリームに併設された既設アーバンコアに加え、今年の1月には渋谷スクランブルスクエア隣接のB6出口からJR南改札(1階)、中央改札(3階)までをつなぐ新しいアーバン・コアが完成。実際にJR線と東急線の乗り換えは大きく改善されました。 

ここまで開発例を見てきましたが、渋谷再開発は「回遊性」にかなり重きを置いていることがわかります。今までの点としての渋谷の良さが繋がり面となった時、どんなものが生まれるのでしょうか?今後の渋谷にさらに期待が集まります。

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