<ハイエンドリノベーション事例>2度目のリノベで行き着いた、トータルバランス

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賃貸も新築も中古も、並行して見るスタイルが多い都心の住まい探し。
とくに購入を検討するときには、購入の醍醐味の一つでもある”リノベーション”を考えている人も多いでしょう。
とはいえ、建物や間取りが同じでも、階や向きによって一つ一つの表情が変わり、決して同じものには出会えないのが家というもの。それゆえに、既製品では完成度高く仕上げきれない難しさもあります。

 

プロに任せる? フルオーダーメイドする? 自分の手で作る?

 

そこに描いた暮らしがあるのならば、きっとそのどれもが正解です。
TERASSではこれから、都心マンションを自分らしくリノベーションをして実現した”美しい暮らし”を、完成させるに至った経緯とあわせて、紹介していきます。

 

 今回取材したのは、麻布に暮らす30代の独身男性のお部屋。

<リノベーションプロフィール>

  • 所在地:港区東麻布
  • 広さ:55㎡
  • 間取り:1LDK(2LDKを1LDKに変更)
  • 築年数:22年
  • リノベーション費用:約1,100万円(インテリア込)

26歳のときに初めて麻布十番でヴィンテージマンションを購入しリノベーションをして以来、手を加えて暮らしの価値が大きく高まるその面白さに惹かれ、今回のお部屋が2回目のリノベーションとなったそう。

リノベーション事例 内観

昼のリビングルーム。インテリアは全てBoconceptに依頼したため、統一感がある

 

人生2度目のリノベーション。一番にこだわったところは?

A.自分で決めていない場所はないので「こだわった」というと全部なのですが…一番大変だったのは、床の色ですね。
グレーっぽい床にしたかったけど、全然なかった。なんどもサンプルを出してもらって、これでもないあれでもないと探し回って。最終的に、木材に薄く塗料を塗ったものを見つけました。

一般的なものよりグレーを効かせた特注フローリング

一般的なものよりグレーを効かせた特注フローリング

最初に悩んだのはキッチンを壁付けにするか、オープンにするか。
壁付けの方がリビングの空間は大きく見えるので最終的には壁付けにしたのですが、オープンの方がリビングとの一体感があって良いという考え方もあるとは思います。
また、珍しいかもしれませんが、キッチンを真っ白のものにしました。また、キッチンの天井のみを段差を作り、黒くしてすることでゾーニングし、リズムを作っています。こうしたい、と自分でインテリアの参考写真を見つけて相談しました。

リビングのソファと白いキッチン

リビングの壁際にキッチンが。真っ白で、圧迫感のないダクトはリノベーションならでは。

これまでのリノベーションの経験を一番活かせた部分はどこでしょう?

A.照明です。一軒目は照明にあまり意識がいっていなくて。
壁付けの照明などは、入れてみると空間が広く見えてとてもいいのですが、作るときに入れないといけなくて。その辺りは、次は設計のときから構想に入れておこうと決めていました。

リビングの天井の間接照明

壁に光を反射させる間接照明。キッチンのダクトを敢えて壁から少し離して、壁との間にランプを配置した

また、前回はリノベーションが完成したあとから家具を探し、追加していったため、探すのに大変で時間もかかり苦労をしました。少しずつ買い足す形だと、全体の一体感が出なかったりと。

その反省を踏まえて、今回は設計段階から家具も一緒に考えるようにしました。

お願いしていた会社の提携先でもあったBo Conceptさんに統一して全て依頼して、設計段階から入ってもらいデザインコンセプトとともに提案をしてもらいました。また、リノベーションの費用として、住宅ローンに組入られるのもよかった点。

出来上がってから家具買おう、とすると必ずバランスやサイズが合わないものが出てくるので、設計時にまとめて提案してもらうのが良いと思います。

寝室の白いペンダントライト

寝室にペンダントライトを吊るしたい、とリクエストして探した

テレビ台の小物

小物も多くが設計時の提案にあったものだが、すでに持っているもののうち気に入ったものは使う前提でデザインした


 

インテリアのイメージは、どのように膨らませていったのでしょうか? 

A.Pinterestとinstagramで、海外や日本のインテリア事例をたくさん見て、自分が好きと思えるような手法・アイデアを保存し、勉強して、プロと相談しつつ全体のバランスの中で決めて行きました。「interior design」などで探して、レコメンドされる画像を追いかけていくだけでも、自分が好きなトーンがわかってくると思います。

実際のPinterestの画面

参考写真を集めたPinterestの画面。グレイッシュな好みのインテリアの写真を集めて、自分が作りたい空間のイメージを膨らませていった

洗面台の後ろのグレーのタイル

洗面台の壁もグレーのタイルに。隅々までコンセプトが一貫している

あまり好きにリノベーションしてしまうと資産価値が気になる、という人も。1軒目はすでに売却されたそうですが、実際はどうでしたか?

A.尖りすぎちゃうと買いたい人が減ってしまうというのはあると思います。でも、せっかくやるので無難にしすぎるのも面白くない。
私は居住性4、投資4、遊び心2、くらいの比重でリノベーションを考えていたので、キッチンを真っ白にしてみる、寝室にガラス窓をつける、とかちょっと好みが別れるかも、という部分は少しだけ入れています。

個人的な考えではありますが、多少の個性はむしろ資産価値の観点でも良いのではと思っています。少しくらい特徴があった方が、同じような部屋がたくさんある中で比べられることがなく、高い値段がつく可能性もあると思うので。

寝室

廊下・寝室の圧迫感をなくすため、廊下との間にガラス窓を設けた

マンション(棟)を選ぶときの基準はなんでしたか?

A. まず眺望。リノベーションでも変えられないのは躯体(天井高などの変えられない部分)と眺望。東京タワーなどの特殊な眺望ということではなく、遮るものがなくて、緑がいっぱい見える。カーテンを開けたくなる眺望、というのは条件にしていました。

また、前回は築47年とかなり古めのマンションだったために、リノベーションの方向性が少しヴィンテージというか、シャビーな雰囲気にせざるを得なかった。今回は、グレイッシュで現代的なイメージにしたかったので、築21年という比較的現代マンションらしい間取りや構造のマンションを選びました。

 

もし”次”をやるなら何から始めますか?  

A. 前回築47年の超築古、今回築22年、とやってきたので、次は10年未満の築浅か、100平米くらいの大きな部屋をリノベしてみたいですね。寝室、リビング、仕事部屋、趣味部屋など、複数の部屋を作ってみたい。あとビル一棟リノベもやってみたいです…(この後もリノベトークは止まらなかった)

  

 

思い入れのある、どこにもない家を作ることができること。
それがリノベーションのよさと語った。

 

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